熱い!暑い!
連日連夜、今年の夏も
35度超えの熱い日が続き、うんざりですね~。
この時期は、強烈な猛暑と熱波に襲われ、
熱中症になる人があとを絶ちません。
このかん、
救急車で病院に運ばれる人も少なくありませんし、
なかには重篤な症状で命にかかわる事態になりかねません。
そのため
体温の上昇を防ぎ、
体内の水分が不足しないように、
いつもより多く水を飲むことを
心がけているのではないでしょうか。
しかし、
水の飲み方によっては、
逆に熱中症をまねいてしまう危険性があるのです。
熱中症の予防とはいえ、
これでは本末転倒の結果になりかねません。
結論から話しますが、
熱中症の予防には水だけでなく、
ミネラル成分も一緒にとることがポイントになります。
ところで、
なぜ、水を飲みすぎると、
熱中症にかかってしまうのでしょうか?
汗は体の冷却システム
汗は体の冷却システムであり、汗をかくことによって、
体の中の上がった体温を下げる働きがあります。
しかし、
私たちの体の機能を正常に働かせるミネラルは
汗といっしょに排出されてしまう性質があるのです。
ミネラルが不足すると
けんたい感、動悸、めまい、吐き気などの
体調不良をおこしてしまいます。
それだけでなく、ミネラル成分の不足が
熱中症をひきおこすキッカケとなっているのです。
水の飲みすぎによる熱中症のプロセス
1 暑さで大量の汗をかくことにより
体内の水分とナトリウムなどのミネラルが失われる
↓
2 失われた水分を補給するため、大量の水を飲む
↓
3 少なくなった血中のナトリウム濃度が
飲んだ水分でうすくなり、低ナトリウム状態となる
↓
4 低ナトリウム症は吐き気、ケイレン、意識障害の
症状をおこすため、脳が危険と感じる
↓
5 危険を感じた脳がうすくなった濃度を上げようと
血液中から水分だけを尿で排出してしまう
↓
6 濃度の調整は達成されるが、血管内では水分不足となり
カラカラの脱水状態、血液ドロドロ状態となる
↓
7 その結果、熱中症や脳梗塞などをまねく
危険性を及ぼす
水だけでなくミネラルも補給する
水がダメなら、「なに飲んだらいいの~」
という、
あなたにおすすめの水分補給があります。
それは、『麦茶』です!!
麦茶なら誰でも簡単に作って飲むことができますし、
お値段もお手頃ですね。
麦茶にはミネラルが含まれ、その成分である麦には
体の熱を冷ます作用があるため、熱中症予防には
最高の飲み物です。
昔から自然と夏は麦茶を飲んでいましたが、
理にかなっていたのです。
理屈は知らなくても、
昔の人は感性でわかっていたんですね。
また、
水を飲む場合は1リットルに、約3グラムの
ミネラル豊富な天然塩とりながら、30分毎の
割合で少しずつ飲むといいでしょう。
まとめ
決して水を飲んではいけない訳ではありませんが、
飲み方を工夫することが、体を健康に保つ秘訣になります 。
熱中症の対策には水分と共に、
普段から海藻類などのミネラル豊富な食品をとり、
バランスよい食事を心がけたいものです。
それでは、
元気よく笑顔で、
熱い、暑い、夏を乗り越えていきましょう。
お体を大切にご自愛ください。